羽田空港D滑走路 「ステンレスライニングジャケット」

新日鉄エンジニアリング㈱、他14社 共同企業体様

羽田空港再拡張工事におけるD滑走路は重要な社会資本であり、100年間の耐久性と適切な維持管理が要求されます。

その桟橋部に用いられる鋼構造部材の防食については、有機系防食塗装では耐用年数の不足による塗り替えコストの増大、チタンクラッド等では初期コスト過大 という課題がありました。

これに対して、耐海水ステンレス鋼薄膜ライニング工法は、その耐食性能およびLCC面で大変優れており、初めて空港施設への大規模な適用が実現されました。

施工に当たっては、耐海水性に優れたステンレス「NSSC 270」による耐食性確保と薄手化および、これに適した溶接工法(インダイレクト抵抗シーム溶接等)による効率化など、ステンレスの特徴と他素材とのコスト比較を、材料と工法から総合的に検討し開発されたものです。

今後、沿岸や沖合の鋼構造部材への適用拡大がますます期待されます。

使用鋼種: NSSC 270
使用量: 約500トン