津波対策二相ステンレス鋼ゲート設備《優秀賞》

日立造船株式会社

東日本大震災では、東北沿岸部を中心に津波による甚大な被害を受けました。この教訓から、全国で津波対策インフラの建設が進んでいます。陸閘(りっこう)と呼ばれるゲート施設もその一つで、平時は開放された状態で人や車両が通行し、緊急時は閉鎖して街を守ります。
「浮上式」フラップゲートは、ゲート本体の浮力を利用し無動力での自動開閉します。通常は、地表面に格納されており、非常時のみ地面から起き上がって津波を防ぎますが、軽量化に加えて、車両の通行による磨耗対策が課題でしたが、高強度で高硬度の二相ステンレス鋼の採用により解決しています。
東南海トラフ地震対策など、国土強靭化対策として、今後も二相ステンレス鋼製ゲートの採用が期待されています。

使用鋼種:NSSC 2120
使用量:約50トン/門(一例)