NSSCの省合金二相ステンレス鋼が震災復興関連工事に採用

2014/09/26

NSSC(新日鐵住金ステンレス株式会社、所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:伊藤 仁)の省合金二相ステンレス鋼 (ASTM A240M S32304(23%Cr-4%Ni))が、農林水産省東北農政局が宮城県東部で実施している「直轄特定災害復旧事業」において、排水機場のゲートおよび除塵設備の素材として採用されました。

排水機場は、洪水対策で閉鎖された排水路の内水をポンプで川や海に排水することで、水害を未然に防止する施設ですが、被災地の一部では津波の影響により一時的に排水路の塩分濃度が高い状況が見受けられ、排水機場のゲートや機械設備の材料として、塩害腐食に対してより高い耐食性を有する素材が必要とされておりました。このような課題に対し、水門メーカーの東開工業㈱殿、西田鉄工㈱殿、日東河川工業㈱殿が、ASTM A240M S32304の

・SUS304を上回る耐食性があることから、水中塩分濃度が高い環境において、機械設備の長寿命化が期待できる
・SUS304の約2倍の強度があることから、機械設備の安全性・耐久性の向上が期待できる

などの特長に着目され、東北農政局殿に対して材料提案いただきました結果、正式に採用されるはこびとなりました。

現在、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)[1]には、省合金二相ステンレス鋼として、ASTM A240M S32304と当社独自鋼種のNSSC(R)2120の2鋼種が登録されており、国内のダム・堰・水門などの土木部門、更には建築部門を含めた幅広い分野で採用されております。

当社は、今後も省合金二相ステンレス鋼の普及による設備の省資源化・長寿命化を通じ、被災地の復興、さらには国土強靭化への貢献を目指してまいります。


[1] 「新技術情報提供システム(New Technology Information System)」とは、国土交通省が発注する案件における新技術の活用促進のため、新技術情報の共有・提供を目的に整備されたシステム。

【物件概要】

【参考写真】

以  上

本件に関するお問い合わせ先:03-3276-4922(厚板営業部)