当社製品を使用したステンレスライニングジャケットが
ISSFのニューアプリケーションズ・アワードを受賞

2015/05/21

新日鐵住金ステンレス株式会社(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:伊藤 仁)は、ステンレスライニングジャケットの羽田空港D滑走路橋脚*1への適用について、国際ステンレススチールフォーラム(ISSF)の2015年ニュー アプリケーションズ・アワード「最優秀新技術(The Best New Technology)」賞を受賞致しました。

ニューアプリケーションズ・アワードは、ステンレス鋼の新規用途への適用における最も優れた事例を表彰するもので、「新技術(Best New Technology)」、「新開発( Best New Development)」の二部門から成り、それぞれの分野で「他の市場への転用可能性」、「潜在的な市場規模」、「新技術の導入」等の評価項目に沿って審査が行われます。

今回の受賞は当社のNSSC®270を使用した耐海水ステンレス鋼薄膜ライニング工法が、耐食性能およびライフサイクルコスト(LCC)面で大変優れていることを理由に、初めて空港施設への大規模な適用を実現したことについて、高く評価されたことによるものです。

当社は、今後も独自技術による優れたソリューション提供を通じて、ステンレス鋼の新規用途開発に努めてまいります。

使用鋼種: NSSC 270 (SUS312L, ASTM S31254)
主要成分:20Cr-18Ni-6Mo-N-LC
使用量: 約500トン

*1羽田空港再拡張工事におけるD滑走路は重要な社会資本であり、100年間の耐久性と適切な維持管理が要求されるとともに、環境配慮の視点から、周辺漁場である多摩川河口のせき止めを伴わない桟橋方式が採用されました。その桟橋部に用いられる鋼構造部材の防食については、有機系防食塗装では耐用年数が不足することから塗り替えが必要となりコストが増大する一方、チタンクラッド等では初期コストが過大となることを踏まえ、耐海水性に優れたステンレス「NSSC 270」により耐食性確保と薄手化を両立し、これに適した溶接工法(インダイレクト抵抗シーム溶接等)を開発、材料・工法の両面からステンレスの特長を生かして効率化を実現した、耐海水ステンレス鋼薄膜ライニング工法が検討・開発されました。


世界鉄鋼協会(WSA)Dr. エドウィン・バッソン事務局長(右)から
記念の楯を受賞するNSSC執行役員 岸上 公久