ダム取水設備にNSSC®2120が初採用

2016/08/25

新日鐵住金ステンレス株式会社(所在地:東京都千代田、代表取締役社長:伊藤 仁)は、ステンレス鋼材による国土強靭化ソリューションの一環として、ダム開発・再開発用の鋼材に省合金型二相ステンレス鋼を提案しておりますが、この度竣工した二瀬ダム選択取水設備において、当社が開発した省合金型ステンレス二相鋼NSSC®2120(SUS 821L1、21%Cr-2%Ni)厚板が、ダム取水設備の主要部鋼材用として、はじめて採用されました。

今回設置された選択取水設備は、二瀬ダムの機能強化を目的として新設されたもので、㈱IHIインフラシステム殿により施工されました。本設備の完成により、任意の層からの取水が可能となり、濁水や冷水の取水を軽減できるため、ダム下流域の環境改善が期待されています。

ステンレス鋼は、水中でも耐食性を長期間維持する素材として、これまでもダム設備に使用されて来ましたが、今回、SUS304に比べ約2倍の強度特性を持ち、軽量設計が可能なNSSC®2120を使用することで、ダム堤体の大がかりな補強工事が不要となることが評価され、ダム取水設備の主要部鋼材として初採用となりました。

【物件概要】
◇発注者:関東地方整備局 二瀬ダム管理所
◇工事名:二瀬ダム選択取水設備設置工事(埼玉県秩父市)
◇施工者:㈱IHIインフラシステム殿
◇使用されたステンレス厚板:NSSC ®2120 30トン(板厚8~20ミリ)

当社は、今後とも、NSSC®2120等の二相鋼をはじめとした幅広い鋼種と高品質のステンレス厚板による、総合的なソリューションを提供してまいります。

以  上
(問合わせ先:厚板営業部03-3276-4846)