光製造所薄板工場の圧延付帯設備を集約・新鋭化

2012/02/09

老朽化した圧延準備ライン3基を廃し新たに1基化
新技術を採用した新鋭設備で高効率化と安全性を追求

 NSSC(新日鐵住金ステンレス株式会社。所在地:東京都千代田区,代表取締役社長:木下 洋)は、このたび、光製造所薄板工場において新コイルビルドアップライン(「LCB」)の営業運転を開始いたしました。

 本設備は、老朽化していた従来の3ラインを廃して1基に集約・新設したもので、旧設備の機械部品を一部流用・改造しつつ新型レーザー溶接技術導入や、レイアウト効率化、自動化設備導入等により、従来比2倍以上の大幅な生産性向上と物流の効率化を達成しました。また、あわせてフェイルセーフ思想を追求した安全対策を織り込み、働く人に優しい職場を実現しました。
 今回の一連の対策を通じて前工程(熱間焼鈍酸洗:HAP)との生産連動化による薄板製品の一貫納期競争力が強化されるとともに、設備新鋭化による品質向上を通じ、お客様への一層のサービス向上が可能となります。

  • 主要対策概要:
    1)旧3ライン(1CB、2CB、WCL)をLCBに集約
     ※LCB:光=Light new Coil Build-up Line
    2)鉄鋼設備用として世界初となるディスクレーザー溶接機導入による溶接時間短縮・異厚溶接範囲拡大、設備安定化等生産性を大幅向上
    3)機械稼働エリアへの作業員進入時の安全対策を充実(アクセスゲート自動施錠、誤操作時のオートストップ機能等、フェイルセーフ思想の追求)
     ※フェイルセーフ思想:故障や操作ミスなどが発生した際、常に安全側に作動するよう工夫をしておく設計思想(故障時は、鉄道信号が赤信号となる設計など)
    4)設備集約により生じた屋内スペースを母材置場として活用、搬送能力を拡充して直送化し物流効率を改善
  • 実績工期:設計・機械発注後2年(据付工事開始後1年)

 当社光製造所では、本年9月完成に向けて建設中のレアメタル回収のための新溶融炉設置・既設RHF(回転炉床式還元炉)改造、各基幹設備の省エネ対策を進めており、今後とも人と環境にやさしい製造現場の実現を目指してまいります。
          
                                                                       以  上
本件に関するお問い合わせ 03-3276-4853, 4516(企画部)

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