酸への強さ

代表的ステンレスと他の素材の脱不動態化pH

pHは、環境(水溶液など)の酸性の強さを示す指標です。pH=7が中性で、数字が小さいほど酸性が強くなることは良く知られています。
「脱不動態化pH」とは、それ以上pHが小さく(酸性が強く)なると、安定した耐食性を示せなくなる限界のpHを表しています。
ステンレスは、銅やアルミに比べ酸に対する腐食抵抗力が高く、また、ステンレスの中でも、鋼種によって酸に対する強さに相違があります。
NSSCでは、酸に対しても抵抗力の強い各種ステンレスをご用意しております。


酸に対する腐食抵抗力の高い当社のステンレスの代表例

1)耐硫酸性(硫酸露点環境模擬液中での各種材料の腐食速度)
NSSC 170 ;25Cr-13Ni-0.9Mo-0.3N
NSSC 260 ;20Cr-15Ni-3Mo-1.5Cu-0.2N-LC
NSSC 270 ;20Cr-18Ni-6Mo-0.2N-LC


<耐硫酸性>
NSSC 260, NSSC 270は、硫酸露点環境模擬条件下で、Ni基合金に匹敵する耐食性(低腐食速度)を示します。

2)耐塩酸性
NSSC 170 (SUS 317J2);25Cr-13Ni-0.9Mo-0.3N
NSSC 260 ;20Cr-15Ni-3Mo-1.5Cu-0.2N-LC
NSSC 270 (SUS 312L) ;20Cr-18Ni-6Mo-0.2N-LC
<耐塩酸性>
NSSC 270は、ステンレスの中で高い耐塩酸性を持ち、Ni基合金に近い耐食性(低腐食速度)を示します。

GI2=-[Cr]+1.42{Ni]+0.19[Mo]+8.47[Cu]