当社高強度ステンレス厚板を採用した日本最大級のステンレス製津波対策水門が完成

2017/03/09

新日鐵住金ステンレス株式会社(所在地:東京都千代田、代表取締役社長:伊藤 仁)は、ステンレス鋼材による国土強靭化ソリューションの一環として、防潮水門のステンレス化を提案しております。この度、当社の高強度ステンレス鋼(SUS 316LN、18%Cr-12%Ni-2.5Mo)厚板を、主要鋼材に用いた、総ステンレス製としては日本最大級(扉体面積285m2)の水門が完成しました。

本工事は、和歌山県和歌山市および海南市の防災を目的として、和歌山下津港海岸の琴ノ浦地区に津波対策水門を新設する工事で、豊国工業殿が施工されました。津波対策水門の完成により、南海トラフで発生する地震に伴う津波の襲来による浸水被害を軽減することが可能となり、背後地域の安全性の向上が期待されています。

琴ノ浦水門は、造船技術を応用したシェルと呼ばれる剛性が高い構造が特徴ですが、設置環境が港湾内のため、飛来する海潮粒子により腐食が進みやすく、更に、設置的に再塗装などのメンテナンスが困難である事から、水門の主要鋼材には、高強度で高耐食のステンレス鋼SUS316LNが採用されています。

【物件概要】
◇発注者:国土交通省近畿地方整備局
◇工事名:和歌山下津港海岸(海南地区)水門設備工事
◇施工者:豊国工業㈱
◇使用されたステンレス厚板:SUS316LN 213トン(板厚8~20ミリ)他、総量約300トン


写真1.琴ノ浦水門の外観(完成直後)          写真2.琴ノ浦水門の扉体(高9.5m×幅30m)

写真提供:豊国工業株式会社殿
http://www.hokoku-kogyo.co.jp/

当社は、全国で進行している地震および津波対策インフラ向けに、今後とも幅広い鋼種と寸法、更に高品質のステンレス厚板による総合的なソリューションを提供してまいります。
以 上
(問合わせ先:厚板営業部03-3276-4846)