省合金二相ステンレス鋼を用いた日本最大の総ステンレス製水門が完成

2019/01/09

新日鐵住金ステンレス株式会社(所在地:東京都千代田、代表取締役社長:伊藤 仁)の省合金二相ステンレス鋼厚板を用いた、日本最大の総ステンレス製水門が完成しました。
本工事は、日本で唯一パイプフィーレンデールと呼ばれる優美な構造を採用し1969年に竣工した上平井水門の耐震補強として全4門全ての門扉を更新するもので、このうち3号門扉の設置がこの度完了しました。本件においては、高強度且つ塩分腐食に強い省合金二相ステンレス鋼(SUS323L:23%Cr-4%Ni-N)の採用が、扉体の軽量化と塗装の省略を可能とし、ライフサイクルコストの低減を通じた効率的な公共投資を実現できる点が評価されました。
上平井水門は、総ステンレス製水門としてはこれまで扉体面積が最大であった琴之浦水門(285m2、当社SUS316LNを使用)を上回り、日本最大の扉体面積(333m2)となります。
今回の耐震補強により、将来予想される東京港北部地震や元禄型関東地震(相模トラフ地震)といった、最大級の地震が発生した際においても、津波や高潮による浸水被害を防ぐことが期待されます。
当社は、高品質のステンレス厚板による総合的なソリューションを通じて、地震や津波対策等のインフラ整備をはじめとした国土強靭化に貢献してまいります。

【物件概要】
◇発注者:東京都
◇工事名:上平井水門耐震化工事
◇施工者:株式会社IHIインフラシステム 殿
◇ステンレス厚板使用量:SUS323L 250トン/1門(板厚8~30ミリ)他、計350トン/1門
総量で1,400トン/4門

以  上
(問合わせ先:厚板営業部03-6841-6163)